お遍路参拝の仕方
お遍路は気持ちですから、特に作法にこだわることはありません。ですが、何事にもルールがあるように、最低限のマナーは守りたいものです。こちらでは、一般的な参拝作法、道中の心得をご紹介していますので、ぜひご一読ください。
霊場への参拝作法
- 山門の正面で合掌一礼(仏さまとお大師さまに対する挨拶)する。
- 霊場へ入ったら、まず手水場で手を洗い、口をすすぎ、身を清める。
- 鐘楼堂で鐘を1回ついてもよい(鐘をつけない札所もあります)。
- 本堂に向かい、ローソクと線香をあげる。灯明は必ず持参のマッチもしくはライターでつけること。もらい火は禁物。
- 鰐口(金属製の鳴り具)を1回鳴らす。
- 納札または、写経を所定の場所に納める。
- お賽銭をあげる。
- 数珠を持っている場合は、右手の中指、左手の人差し指に掛け3回すり合わせる。
- 数珠を左手にかけて合掌し、三礼した後、経本に従って読経する。
- 大師堂でも本堂と同じように礼拝する。
- 納経所で所定の納経料を支払い、納経帳・納経軸・白衣などに墨書・朱印をいただく。
- 山門を出る時も、合掌一礼をする。

参拝道中の心得
以下の十善戒を巡拝中の心得として、守るように心がけましょう。
十善戒とは、人がしてはいけないことを説いた仏教の教えです。
十善戒
一 、 不殺生(ふせっしょう) … 殺生することなかれ
二 、 不偸盗(ふちゅうとう) … 盗みをすることなかれ
三 、 不邪淫(ふじゃいん) … 邪淫することなかれ
四 、 不妄語(ふもうご) … 偽りを言うことなかれ
五 、 不綺語(ふきご) … 虚飾の言葉をいうことなかれ
六 、 不悪口(ふあく) … 悪口をいうことなかれ
七 、 不両舌(ふりょうぜつ) … 二枚舌をつかうことなかれ
八 、 不慳貪(ふけんどん) … むさぼることなかれ
九 、 不瞋恚(ふしんに) … 怒ることなかれ
十 、 不邪見(ふじゃけん) … よこしまな考えを起こすなかれ
守ってほしいお遍路さんのマナー
- 橋の上では金剛杖をつかないこと。橋の下でお大師さまが休んでいるといわれています。
- 地元の方の「お接待」は断らず、快くいただきましょう。
- 譲り合い・助け合いの精神で行動しましょう。
- すれ違うお遍路さんとは、必ず挨拶を交わしましょう。





